酸素ボンベのように特定の線に吊るされたようにしか利用できない無線など,たいして便利ぢゃない。吊るされる状態ではなく,包まれる状態,であるべき,まるで空気のような存在で。
メッシュボックスを街中に十分な台数設置すれば,誰でも場所を選ばずにネット接続できるようになる。メッシュネットワークは,ブロードバンド接続を共有するが,デバイス同士で通信を飛ばし合うのでアンテナ塔を立てるようなインフラ整備も必要ない。
ふと,自分の部屋でなんの気なしにiBookのエアポート(IEEE802.11b)をオンにすると,「YBBUser」というネットワークがみつかった。なんの気なしにネットワークに参加すると,インターネットにアクセスできた。もちろんうちは無線LANの環境は整えてないので,近所の誰かが無線LANを無防備に開放しているのだろう。昨日の夜気付いて,1日経った今もネットワークは変わらずにあるので,わざとやっているのか,気付いてないかどちらかなのだろう。ありがたいことで(^^ゞ。
AirH"の共有を行ったとしても,共有していることでなにか不都合が生じるということは少ない。誰かひとりがよっぽどダウンロードに精を出すようなことでもしないと帯域が狭くなるのを実感することはない。ブロードバンドの共有ならなおさらだ。つまり,街中の各所にメッシュボックスが設置してあれば,ホットスポットを探してうだうだ歩くこともないし,必要ないコーヒーも飲まなくてすむ。本気でやる企業があるのなら,エリア内のどこででも接続できると謳って定額の料金を取ればいい。本来であれば,行政が進めて整備するべきものだが,まぁそんな頭は持ち合わせてないだろうからね。空気のように,ネットワークは常にあるべきだ,当然。
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